合格するまでの勉強時間ってどれ位なんだろう?
実際に私も働きながら勉強をして、2020年12月ネット試験で簿記2級に合格しました!
その資格を生かして、今は経理職で働いています。
実際に合格するまでの勉強時間や勉強方法などをお話します!
- 合格までの勉強時間が知りたい方
- 働きながらでも出来る勉強方法が知りたい方
- これから勉強を始める予定の方
それではどうぞ!
前提:簿記2級は決して簡単ではない
簿記2級って簡単なんでしょ?と仰る方が時々いらっしゃいますが、
今の簿記2級はしっかり勉強しないと受かりません。
簡単なんて言う人には鼻フックをお見舞いしたいくらいです。
1級の出題範囲だったものが2級でも出題される等の改訂があり、以前よりも難易度が上がっています。
合格率に関しては変動はありますが、筆記試験の場合20%を切ることもあります。10人に2人しか受かりません。
ネット試験は筆記試験よりも合格率は高いですが、それでも油断は禁物です。

ネットでは1ヶ月で合格した!というウルトラハイスペックな御仁がいらっしゃいますが、全ての方に当てはまるわけではないので注意しましょう。
少なくとも私は違いましたし、なんだったら時間がかかった方です笑
ですが、しっかり勉強すれば合格も狙える試験です。
合格するまでの勉強時間
簿記は完全初学者でした。
なので、3級から勉強をスタートしています。※3級は試験を受けていません。
3級:約90時間
2級:約300時間
で、トータル400時間ぐらい。
結構時間がかかっている方かな、と。
200時間で受かった人とか本当にすごいと思います。
独学かスクールか
私はスクール一択でした。
- 経理として転職を目指していたので、確実に合格したかった
- 独学でやりきる自信が無かった
結果的には良かったと思います。
税効果会計は独学だったら絶対理解できませんでした・・・。
いきなり簿記2級を学習するのはあり?
私はオススメしません。
というのも、簿記2級は簿記3級の知識があるのが前提だからです。
足し算や引き算が分からないのに二次関数をやるようなものです。
簿記3級の試験は受けなくても良いと思いますが、少なくとも3級のテキストを読んで、問題が解けるようになってから簿記2級の勉強をするのが良いと思います。
勉強時間の確保の仕方
働きながらの勉強は大変ですが、決して出来ないわけではありません。
私が実践していた勉強時間の作り方としては、
- 朝に勉強する
- スキマ時間を活用する
の2つです。
朝に勉強する
いつもより1時間早く起きて勉強していました。
朝から連絡やスマホの通知がくることは少ないため、雑音が少なく快適です。
仕事終わりにやろうとすると疲れきっていて、勉強する前に寝ちゃったりするのですが・・・朝であればそんな心配はありません。
また、朝から勉強している自分って偉いよね!?と悦に入ります笑
自分で自分を鼓舞していくスタイル。

スキマ時間を活用する
暇な時に勉強すればいいや〜。なんて言っていたら、いつまでも勉強できません。
只でさえ、現代人は多忙なのですから。
時間はひねり出す!くらいの気持ちで行きましょう!
オススメのスキマ時間 3つ。
- 通勤中の電車内で勉強する
- 昼休憩の時間を有効活用
- ぼんやり動画やSNSを見ている時間を充てる
通勤中の電車内で勉強する
王道中の王道ですね。
混んでいる車内でテキストは広げにくいかもしれません。
そんな時は、簿記のアプリや動画で勉強するのがオススメ。
私は通勤中は『パブロフ簿記2級』のアプリで仕訳問題をやっていました。

苦手な問題は答えを覚えちゃうくらいに繰り返してました笑
お値段は730円ですが、無料のliteバージョンもあります。
まずはliteバージョンで試してみると良いかもしれません。
昼休憩の時間を有効活用
昼休憩は60分だったのですが、20分でご飯→10分仮眠→30分勉強をしていました。
30分でも意外と勉強できますよ。
むしろ終了時間が決まっているので、集中して取り組めます。
ぼんやり動画やSNSを見ている時間を充てる
ついつい見ちゃう動画やSNS。
気分転換や情報収集など有意義に使えているなば問題ないのですが、そのままズルズル見続けていませんか?
意外と30分とか1時間とか経っているものです。
それを勉強する時間に回せれば、グッと合格に近づくかもしれません。
小さな積み重ねが後に大きな差になることも。

勉強方法について
合格までに大切にしていたこと4つ。
- インプットよりアウトプット
- 回数をこなす
- 苦手な部分はミス改善ノートをつくる
- 毎日少しずつやる
1つずつお話します!
インプットよりアウトプット
テキストや授業・講座を受けたら、それで終了!ではなく、
必ず習った部分の問題を解いて下さい。
読んでなんとなく分かる気にはなるのですが、実際解こうとしたら出来ない・・・。
なんてことがザラにあります笑
「分かった」と「出来る」は別物です。
回数をこなす
一回出来たらもう完璧!・・・と言いたい所ですが、時間が経つと結構な確率で忘れています。
商業簿記だけならともかく簿記2級は工業簿記も加わるため、覚えることが簿記3級に比べて多いです。
『この間やったのに何で解けないの・・・』
と凹みそうになりますが・・・。
大丈夫!それが普通です。
何回も何回も解き直しましょう。
私の場合、最低でも問題集は3回解き直す&苦手な部分は6回解き直していました。
苦手な部分はミス改善ノートをつくる
どうしても覚えられない・苦手意識が消えない。というものに関しては、ミス改善ノートを作るのがオススメ。
【作り方】
- 1、ノート等にでも苦手な部分を書き出す
- 2、苦手な部分の解き方(あとで自分が読み直して分かる位でOK)を書く
- 3、スキマ時間等に見返す(3を繰り返す)
とにかく苦手意識があるとやらなくなり、ドツボにはまります。
そのため、苦手な問題と接点を増やしてみて下さい。
接点が増えれれば、次回その問題を解いた時も「あ、これね。はいはい。」と取り掛かる事ができます。
要は”慣れ”です。
また試験直前にそのノートを見返すことで、自分の弱い部分の総点検が簡単にできます。
その上、ミス改善ノートに書き込みが多くなる(自分で積み上げた実績が目に見える)と、
『私、ここまでやったんだから大丈夫!』
と自信も付きます。お守りにもなるので、一石二鳥です。
↓書きなぐりだけど私のミスノートの一部です。

参考までに・・・
工業簿記に限らず、商業簿記でも造語(自分だけの略字)は結構使ってました。
仕訳を書くのに1回1回、買掛金とか売掛金とか書く大変ですよね?
なので私は、
買掛金=KK、売掛金=UK、現金=Gとか勝手に略字で書いてました。
楽なのでオススメです!
毎日少しずつやる
平日は出来ないから、週末にまとめてやるか〜。という方は要注意です。
一気に長時間やるよりも短時間でも高頻度にやる方が頭に入ります。
また週末は急な用事が入って勉強ができない。なんて可能性も。
毎日30分でも良いので、テキストを読んだり問題を解いたりするのがオススメです!
まとめ
働きながら勉強するというのはとても大変です。
ですが、大変だと分かっていながらも勉強しよう!と行動を起こしている貴方はものすんごく素晴らしいですし、努力家なんだと思います。
(面倒くさくなって行動しない方がほとんどですから・・・)
大丈夫!コツコツ勉強していけばいい結果につながります!
心から応援しております!
それではまた!
