- 経理に転職したいんだけど・・・難しい?
- 経理未経験者の転職方法は?
以上のような、経理未経験者の転職に関してお答えします。
この記事の内容は下記の通り。
- 経理未経験の転職が難しい理由
- 経理未経験の転職対策
- 採用後がスタートライン
未経験から経理への転職は楽ではありませんが、チャンスは必ずあります!
私自身もギリギリ20代の時に経理職に転職することができ、今も経理として働いています。
経理未経験者の転職が難しい理由
おおかまに3つです。
- 事務職は人気だから
- 経理の求人数が少ないから
- 経験者が圧倒的に有利だから
以下で解説しますね。
事務職は人気だから
そもそも事務職自体がものすごく人気なため、求人を出せば応募者が殺到します。
競争率はかなり高め。
また事務職は派遣やパートで採用するケースも多く、正社員の求人自体が少ない傾向にあります。
経理の求人数が少ないから
経理は営業のように売上を上げる部署ではないので、コストを抑えるために少人数で回している場合が多いです。
そのため在職者が辞めるまで募集をかけないことも。
元々の人員が少ない+求人を出す機会が少ないことから、求人数が少ない傾向にあります。
経験者が圧倒的に有利だから
経理はどこの会社でも存在します。
そのため、1から育てるよりも他の会社で経験を積んでいる人を採用した方が、教育時間やコスト面から採用側の負担も少なくて済むのです。
そのため、経験者が優先して採用される傾向が強いです。
大丈夫です。始めはみんな未経験者だったんですから。
しっかり対策して経理職を勝ち取りましょう!
経理未経験者の転職対策
まとめると6つです。
- バイトや派遣で経理事務に従事する
- 簿記2級の勉強をする(現状資格はなくても良い)
- エクセルは使えるようにしよう
- 経理に役立つスキルの棚卸しをしよう
- 転職活動は早めに始める
- エージェントを使いたおす
以下で解説しますね。
バイトや派遣で経理に従事する
これは全ての方が該当するわけではないので、考え方の1つとしてお話します。
未経験から正社員の経理はハードルが高いですが、バイトや派遣は正社員と比べて未経験OKな求人が多いです。
そのため、最初はハードルを下げてバイトや派遣でスタートして経理の現場に入ってしまうのも手です。
そこで経験を積めば少なくとも完全初心者ではなくなります。
ただし、経理ではなく経理事務からスタートする場合もありますので、仕事内容等を確認しましょう。
実際、私は派遣の経理事務を経て正社員の経理に転職しています。
詳細はこちらでお話していますので、ご興味のある方はどうぞ!

簿記2級の勉強をする(現状資格はなくても良い)
経理の仕事には簿記の知識が必須です。使わない日はありません。
実務経験がない分、知識はあることをアピール出来るようにしましょう!
実際、私は簿記2級を取得してから転職活動をしました。
働きながら資格の勉強していたことをお話したところ、それが好印象だったとフィードバックをいただきました。
後日その会社から内定をいただくことができました。
(もちろんその他の要素もあったと思いますが、プラスに働いたのは間違いないと思います)
その場合は、勉強中ということをお話しましょう。
努力している姿勢を見せるのが大事です。
エクセルは使えるようにしよう
今まで経理の職場を3つほど経験させていただきましたが、すべての職場でエクセルは使用しています。
集計表、売上管理等々。むしろエクセルを使わない日はありません。
なので、エクセルの最低限のスキルは持っておきましょう。
もちろん会社ごとに異なりますが、私の体感でよく使うのは下記の通りです。
- 基本的な入力・表の作成
- フィルター機能
- ピボットテーブル
- 関数(SUM、ROUND、COUNTIF、VLOOKUP等)
また、会社によってはマクロを使う所もあります。
参考:
エクセルに比べたら頻度は落ちますが、アクセス・ワード・パワーポイント等も使うことがあります。
使える方はその旨を職務経歴書などに記載しておきましょう。
経理に役立つスキルの棚卸しをしよう
今までの経験・強みが経理にどう活かせるのか、役立てそうなのかをすり合わせしましょう。
要は自己PRですね。
これは皆さんの経歴・採用する会社によって異なるので、一概には難しいのですが、
参考までに私が実際に作った自己PRの書き方です。
※あくまで例なので正解とかではありません。その点はご了承くださいね。
- 1、経理に必要なスキルの洗い出し
- 2、採用側が求めている人物像
- 3、1または2に合致するようなエピソードを経歴からひねり出す
順にお話しますね。
1、経理に必要なスキルの洗い出し
ネットや実際経理で働いている人を見て特徴を洗い出します。
例:
- 期限内に業務を終わらせる必要がある→計画性、段取り
- 正確に業務を進める→正確性
- 複数のことを並行して仕事をする→マルチタスク
- 経理は他部署との関わりがつよい→コミュニケーション能力
2、採用側が求めている人物像
次に採用情報やエージェントから、その会社の背景・社風・求めている人物像を書き出す。
例:
- 他事業への拡大に注力する
- 今後は組織づくりをしっかりと整えて行きたい
- 主体的に行動する人が多い会社
3、1または2に合致するようなエピソードをひねり出す
その会社が「この人、うちの会社に欲しい!」
と思ってもらえるような自己PRを目指します。
今回、私は下記2つが話せそうでした。
- ①、経理は他部署との関わりが強い→コミュニケーション能力
- ②、今後は組織づくりをしっかりと整えて行きたい
具体的には
①、経理は他部署との関わりが強い→コミュニケーション能力は、
お菓子屋の店長をしていた時に発揮されたエピソードを話そう。
②、今後は組織づくりをしっかりと整えて行きたいは、
恐らくこれから基礎を作っていくのだから、何かと問題や改善点がでてくるかも。
→そうなると問題解決能力が必要になる?
→じゃあ、前職で業務時間を短縮できたエピソードを話そう。
こんな流れで書いていました。
転職活動はすぐに始める
年齢が上がれば上がるほど未経験の転職は難しくなる傾向にあるからです。
(これは経理以外にも言えることなのですが・・・)
つまり若さは武器になるのです。
ので、未経験経理の転職活動はすぐに始めることをオススメします。
実際に転職するかどうかはさておき、転職活動自体はやっていて損はないと思います。
- 条件がいいところ・自分が行きたい所に決まれば転職する
- 決まらなければ、引き続き今の職場を続ける
といった選択が取れるからです。
検討している方はすぐにでも動き出しましょう!
行動した人が転職を制します!
簿記の勉強もして、履歴書書いて、面接対策も?
これ一人で全部やるのしんどいよ・・・。
転職エージェントを活用しつくそう
転職エージェントを上手に活用することで転職活動を有利に進めることができます。
私が実際に感じたことは7つ。
- 転職動向や自分の市場価値がわかる
- 志望動機や自己PR等の作成・添削をサポートしてくれる
- 転職活動で分からないことも気軽に質問できる
- 企業との選考・面接の日程調整をしてくれる
- 企業に直接質問しづらいことを確認してくれる
- 面接のフィードバックをお願いできる
- エージェントを利用する時に注意すること
詳細は後日別の記事で紹介予定です。
特に良かった点
中でも書類の添削は非常に助けられました。
自分では良いと思っていても、他の人が読むと分かりにくかったりします。
第三者の意見をいただいて、さらなる改善に繋げていきました。
注意する点
相性が合わないエージェントもいることです。
エージェントも同じ人間なので、合う・合わないはあります。
こればかりは運のようなものですので、そんな時は担当を変えてもらいましょう。
また複数の転職のエージェントを使うことをオススメします。
とはいえ、ほとんどのエージェントは親切に対応してくれることがほとんどですよ!
もし合わない場合は担当を変えてもらって、納得のいく転職活動をしましょう。
転職の主人公は自分自身ですから。
補足:オススメの転職エージェントは?
- 大手の転職エージェント
- 経理などの(管理部門)専用の転職エージェント
を並行して登録することをオススメします。
大手は求人数が多いので、その分チャンスも多いです。
もう一方は経理などの(管理部門)専用の転職エージェント、MS-Japanです。
管理部門の専門なので、管理部門の転職におけるノウハウが豊富なのが強み。
経理財務・人事総務・法務の求人・転職なら|管理部門特化型エージェントNo.1【MS-Japan】
また管理部門の求人のみのため、他の職種(営業職やサービス職)の求人を紹介されないのも助かります。(求人断るのって勇気いるので・・・)
採用後がスタートライン
頑張って掴み取った経理職・・・!!
ですが、喜んでばかりもいられません。
むしろここからが経理職のスタートラインです。
1年目はとにかく覚えることが多く、あっという間に1年が終わります。
しんどいかもしれませんが、2年目からは少し楽になります。頑張りましょう・・・!!
なんて事を記事にしてみました。ご興味があればぜひ!

まとめ
今回は下記の3つをお話しました。
- 経理未経験の転職が難しい理由
- 経理未経験の転職対策
- 採用後がスタートライン
確かに未経験の転職は簡単ではありません。
しかし会社経営の近くで仕事が出来たり、会社の数字を把握できるのは経理ならではです。
決算がしまった後の達成感や金額がぴったりだった時は快感です!
皆さんの転職活動、心より応援しております!
それではまた!