内定後編

現職経理が感じた 経理1年目にやること 4選

経理一年目にやること4選
  • 経理一年目だけど・・・うまく出来るか不安・・。
  • これから経理で働くんだけど、何をやったらいいかな?

こんな疑問にお答えします!初めてのことって不安でいっぱいですよね。

私も経理1年目は不安でしたし、実際右も左も分からないまま過ぎ去っていきました。

るふ吉
るふ吉
嵐のような日々・・・笑

私は派遣の経理事務から始まり、経理の正社員を経て今は経理のパート勤務をしています。

(派遣から経理の正社員になるまでの経緯はこちらからどうぞ)

その間たくさん失敗しましたし、しんどい事も沢山ありました。

その中でも、

こうすればもっと早く出来たなとか、

上手く立ち回れたかもという点があります。

今回は経理1年目にやること4選をお話しますね!

るふ吉
るふ吉
私自身の経理歴はまだまだ浅いですが、だからこそ今後経理でお仕事する方と近い目線でお話し出来ると思います!

信頼を勝ち取る

これは他の仕事でもそうなのですが、経理は特に信頼が重要です。

適当な人間にお金の管理って任せたくないですよね?

また、信頼されない→疑われやすくなる→監視が強くなる→居心地が悪いなんて負のループに陥ります。

経理はお金に関わる部署なので、信頼・信用が第一。

まずは着実に仕事をこなして信頼を勝ち取りましょう!

対策1:教えてもらったことはメモ&素直に実行

最初は業務の説明や引き継ぎ等があります。しっかりと話しを聞いて素直に実行しましょう。

業務資料があるならいただくか、無ければ自分でメモを取りましょう。

次回その業務を担当した時に資料やメモを見て実施できるように。

提出書類の場合、可能であれば提出書類の完成形を自分用にコピーを取り、

提出する前にチェックしておくべき点等を書き込んでおくと次回見る時に分かりやすいですよ。

経理の書類は極秘のものがほとんどなので、セキュリティの観点から自分用にコピーを禁止する職場もあります。必ず担当者に確認してくださいね。

小話:メモは一石二鳥

私はメモを取ることで2点の利点があると考えています。

  • メモを取ることで次回から仕事がスムーズにこなせるようになる
  • 教えてくれる方に好印象を持ってもらえる

経理は1年1回、1ヶ月に1回しか発生しない業務が多々あります。

初回は説明してもらいながら出来たことが、1ヶ月後にやったら全く分からない・・・。

なんて事も。そんな事が無いようにメモは細かく取るのがオススメです。

また教える側からしてみれば、自分が話していることを聞いている・しっかりメモを取ってくれている姿勢は好印象です。

教える側には好印象を、自分にとっては仕事がスムーズにこなせるようになる。

メモを取るのは良いことづくめです。

逆に以前の職場で自分は頭で覚えられると豪語し、メモを全く取らない方がいました。

後日、上司が同じ業務を1から教えていたのは言うまでもありません。

これでは忙しい合間をぬって教えてくれた方にも失礼ですし、再度教える手間や時間の無駄になってしまいます。

メモ大事です。

対策2:分からないことは質問する

分からないまま業務を進めると、とんでもない事態に繋がりかねません。

特に経理はミスが許されないので、分からないことは必ず質問しましょう。

質問することによって、

  • ミスの防止
  • 教える側もその人の理解度を把握できる

に繋がります。

とはいえ、お相手も仕事しているので、何でもかんでも聞く訳にはいきません。

そのため、基本は自分で一度調べてから自分なりの根拠を持って、この認識であっているか?

を確認するようにしています。

また自分で調べることで

「あ、この業務ってこういう意図でやってるんだ」

「このA業務ってB業務にこういう形で繋がってくるのか」

というのが分かってくるので、勉強にもなります。

何も考えず聞いてしまうよりも、しっかり調べて考えた上での質問なので、

上司
上司
自分なりにちゃんと考えてるんだな〜

と印象も良くなります。

るふ吉
るふ吉
ただし緊急性が高いものは、すぐに質問しちゃいます。ケースバイケースです。

小話:分からないことは根拠を聞け

質問をする時には、結論ではなく根拠(結論に至るまでの過程)をおさえると業務理解が深まります。

むしろ結論だけ聞いていたら、いつまでも仕事はできるようになりません。

根拠(結論に至るまでの過程)が分かっていないと結論にたどり着けないからです。

例えるなら足し算を理解していない人に、

1+2=3。結論は3なんだよと教えたところで1+3は解けませんよね。

一方、1+2=3。これは右と左の数字を足すんだよ。そうしたら3になるね。

じゃあ1+3は?これなら解けますよね。

このように根拠(結論に至るまでの過程)が分かれば、それに則って進められます。

結論だけのその場しのぎは後々自分の首をしめる事になるので要注意です。

対策3:正確さを重視する

正確さ>>>越えられない壁>>>早さです。

特に経理はミスが無いのが普通&ミスをしたら減点を喰らう減点方式です。

1000件中999件が正しくても1件NGならダメなのです。

るふ吉
るふ吉
しんどっ!笑

かと言って、人間なのでミスは出ます。

ですが、そのミスをどこまで減らせるかが経理にとっては重要になります。

もちろん正確&早いが理想なのですが・・・。

しかし慣れない内から早さを重視するとチェックが甘くなったり、雑さが出てミスに繋がっていきます。これでは本末転倒ですよね。

逆にミスを修正する方が時間がかかったりします。

まずは正確さを重視しましょう!

大丈夫、回数を積んで慣れてくれば早くなります。

他部署とコミュニケーションを取る

理由は2つ。

  • 分からない事があっても聞きやすい
  • お金・業務の流れを把握しやすい

分からない事があっても聞きやすい

お金の動きがある所に経理あり。

売上やら取引先への振込等々。経理は他部署と絡むことが多いです。

そのため、他部署に確認したい時に聞きやすい人がいると精神的に安心します。

お金・業務の流れを把握しやすい

他部署の業務を把握することで、会社のビジネスモデルや商品・サービス等の会社の仕組みが見えてきます。

また、A部署はBという業務をしていて、Cさんが主に担当しているとかが分かっていれば、

何かB業務に関する不明点があった時はCさんにスムーズに確認が取れます。

るふ吉
るふ吉
経理宛に内容の分からない請求書が届いて、担当者を探して回ったりもしましたね・・・。(遠い目)

対策:他部署の人とランチに行く

私イチオシの対策です。可能ならば外のランチがおすすめ。

職場や席では周りの目が気になって言えないことも、外だと気兼ねなく話せたりしますよね。

そこで部署の業務内容やメンバーはどんな人達なのか等を聞いてみましょう。

そこから仲良くなれれば更に良いですね。

仕事上、気軽に話せる人がいるってかなり助かりますし、職場に行くのも楽しくなります。

私は各部署ごとに話しやすそうな人に声をかけて、ランチに連れて行ってもらってました笑

いきなりはハードル高いわ・・・って方は、同期や入社時期が近い人に声をかけてみてください。

外ランチに行く時はうっかり会社の重要事項などを話さないように!誰が聞いているか分かりませんので・・・。

会社の仕組みを把握しておく

会社で発生しているお金の流れを把握しておきましょう。

具体的には

  • どんな取引をしているのか
  • 売上・経費がどうやって発生しているのか

です。要はビジネスモデルですね。

どうやって売上が上がっているのか、利益が出るのかというのは会社によって異なります。

これが分かってないと仕訳が切れません。

基本的には研修や引き継ぎで教えてもらえることが多いので、確認しておきましょう。

自分で調べて勉強する力をつける

これが主体的に出来たら非常に強力な武器になります。

理由は2つ。

  • 会計基準・法令は常に変わっていくから
  • 資格がある=経理が出来るではないから

会計基準・法令は常に変わっていく

会計基準・法令は変化しています。

それに合わせて自分自身もアップデートしておきましょう。

そのためには、自分で情報感度を高めておく必要があります。

資格がある=経理が出来るではないから

この記事を読んでいる方は恐らく

  • 簿記の勉強をしている又は資格を持っている
  • これから簿記の勉強を予定している

のどちらかと思います。

ここで1つお話しておきたいのですが、

簿記の資格がある・簿記の勉強をしている=経理が出来るとは限らない。

ということです。

確かに経理は簿記の知識は必須です。

資格の有無に関わらず、最低限の知識はないと仕事になりません。

土台のようなものです。

ただ、実務では資格の勉強範囲外のものがバンバン出てきます。

資格試験なら分からない問題は飛ばしてOKですが、実務はそうもいきませんよね。

となると、詳しい人に聞いたり、自分で調べて解決していくしかありません。

そうして自分に落とし込んでいく必要があります。

資格と実務は違うのは分かったけど・・・じゃあ、どうすれば良いの?

方法としては2つあります。

  • 実践で会得する
  • 経理の実務講座を受けてみる

実践で会得する

実際に経理で仕事をしながら身につける方法です。

コストをかけない上に場数を踏めるので良いのですが・・・。

ただ、経理は1年1回しか発生しない業務もあります。

自分が担当にならなかったら実践で知る機会は最低でも1年先になってしまいます。

経理の実務講座を受けてみる

オススメは2つ。

  • 大原の経理実務講座
  • ジャスネットキャリアのアカウンタンツライブラリー

順にお話しますね。

■大原の経理実務講座

実際の業務に近く、特に下記の方にオススメ。

  • 経理に就職して間もない方
  • 実務を体系的に学びたい方
  • 就職はこれからだけど、実務の流れ・イメージを把握したい方

実際、私も経理の正社員で働き始めた時に、実務講座を受講しました。

昼休憩の空き時間を利用しながらweb通信で受講していたのは良い思い出です笑

資料請求(無料)も出来ますよ。

下記のリンク先の真ん中の上の「資料請求」ボタンから「ビジネス・経営系」→「実務力養成シリーズ(経理・税務・保険・財務)」を選択してくださいね。

資格の大原は、短時間での効率学習をしたい方にオススメ

■ジャスネットキャリアのアカウンタンツライブラリー

経理(管理部門)に特化した転職サポートを行うジャスネットキャリアが運営している動画プラットフォーム(アカウンタンツライブラリー)です。

ここでは経理の仕事に役立つコンテンツがズラリ。

プレミアムプランでは月額980円で100以上の講座が受講できます。コスパ良い・・・。

知識と実務のギャップを埋める講座の他にエクセルや会計ソフト(勘定奉行)の使い方講座もあります。



るふ吉
るふ吉
経理周辺の幅広い情報が網羅されています!期間内なら何度でも受講可能!

簿記の知識と実務が合わさると、後に転職する場合でもかなり有利になります。

どんどん知識&実務を積んでいきましょう!

最後に

いかがでしょうか?

経理は最初の1年は本当に大変ですが、2年目からはそれも軽減していきます。

とにかく場数と経験値です!

向いてないかも・・・と自分を責める必要は全くありません。

焦らずじっくり実績を積み上げてください。

私も経理経験はまだまだ浅いので、皆さんと一緒に頑張ります!

それではまた!